キッコーマン食品㈱
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全窒素分 %(W/V)ヒゲタしょうゆ・調味料配合するなどして製法を改良し、現在のヒゲタのこいくち醤油の醸造法を確立しました。この「こいくち醤油」が蕎麦、てんぷら、鰻の蒲焼、寿司、煮物など、今に続く江戸の食文化を花開かせたのです。現代の料理の基礎がつくられた江戸時代の食味にあったヒゲタ醤油は、大きく飛躍して現在までその味を守り続けています。特に、現在でも東京の蕎麦屋さんの多くがヒゲタのご愛用者です。「色がきれいで味が濃い」「だしつゆとよく調和する」と高い評価をいただいています。こいくち系2.902.00超特選 1.83特選 1.70濃口 1.57特需用 1.52徳用 1.381.35田中家の屋号「入山田」の「田」にヒゲがついたのには二説あります。田中玄蕃の夢枕に現れ、しょうゆ造りに適した水源を教えてくれた「ヒゲ」の仙人に感謝の意を表したとする説です。また、元禄の頃(1688~1704年)、「入山田」のマークを書いていた時、「田」の上端から墨汁が垂れて「ヒゲ」のようになり、他の端も同じようにしたらおもしろい図案になったので、以後これを印にしたという説もあります。超特選うすいろ特選うすいろうすいろ特需用うすいろ1616年(元和2年)、銚子の豪農、第三代田中玄蕃が、銚子で醤油の醸造を始めました。関東では最古の醤油業です。古くからのお得意様である高級割烹料理店主人よりいただいた「ヒゲタさん、しょうゆは、もっと旨くないとあかん。素材それぞれの味を引き出す旨いしょうゆを考えてみなはれ」の一言から開発が始まりました。この難題を江戸のころからの伝統醸造法「寒仕込み」を現代に再現した「低温諸味発酵法」で克服し、1988年高級割烹しょうゆ「本膳」が誕生しました。1.951.801.651.50ダミーヒゲタ創業の歴史銚子の地の利黒潮と親潮が沖合いで交わる銚子の温暖多湿な気候条件は醤油醸造に大きな便宜をもたらしました。また、大消費地の江戸へは利根川、江戸川などの水運を利用して商品を運ぶことができました。また、原料については、常陸の大豆、小麦が入手し易い地理的な位置にありました。このような地理的条件のもと、江戸の町の発展に伴ってヒゲタ醤油も発展していきました。江戸の食文化と共に発展1697年(元禄10年)第五代田中玄蕃が原料に小麦をトレードマークの由来濃厚本膳本膳そば膳特選こいくちこいくち特需用徳用あまくちうすくち特選うすくちうすくち徳用うすくちうすくち系1.501.191.08ヒゲタしょうゆ 商品マップ(業務加工用しょうゆ)1.15ヒゲタしょうゆ・調味料13ストーリー

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