㈱ナイル商会
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単品を多量に用いるよりも、多種類を少しずつ混ぜ合わせて使うのが、スパイスの上手な利用法。マサラは、カルダモン・ナツメッグ・クミンシードをはじめ、10種類以上の香辛料の割合をバランス良くブレンドした魔法のスパイスです。カレー料理、肉料理、シチューなどの煮込み料理、あるいはピクルスにお使い頂くと、ひとふりで効果的な風味付けが出来ます。 粒のままの香辛料や粉にひいたものを、複雑に混ぜ合わせたものを総称してマサーラと呼びます。カレー粉の原型のようなものです。インドでは作る料理によって香辛料の様々な組合せがあります。使ってあるかどうかわからないほど、口あたりの穏やかなものもあれば、目の玉が飛び出るほど辛いものもあります。このマサーラこそインド料理の真髄です。 マサーラには多くの種類があり、個々の料理に合わせて作ります。たとえばガラム・マサーラと呼ばれるものは干した香辛料を混ぜ合わせた基本的なもので、インドでは、ガラム・マサーラは各家庭で作るものであり、どんな香辛料をどんな割合で使うかは、それぞれの家の秘伝です。これだけを使うこともあれば、他の調味料と一緒に用いることもあります。他にも料理に合わせて、香辛料と香草の組合せを少しずつ変えて作るマサーラがあります。またナッツ類やココナッツ、たまねぎ、にんにくを加える場合があります。自分の好みの薬味を配合して、新しい風味を作り出したり、「カルダモン・マサーラ」や「コリアンダー・マサーラ」のように1つの風味だけを強調することもあります。 マサラは芳香が逃げないように、料理の最後の段階で加えます。マサラは口の中を刺激することはあっても、胡椒や唐辛子のように灼くような辛さでのどを刺激することはありません。マサラは、香辛料の生のままの風味でなく、主材料の味を殺してしまうほど、強く使用しないのが正しい使い方です。参考文献 タイムライフブックス 世界の料理「インド料理」より 当社の「マサラ」は、刺激的な辛さを有する胡椒や唐辛子を使用せず、カルダモン・ナツメッグ・クミンをはじめ10種に余る高級スパイスを選び抜いて混合した魅惑のスパイスです。このスパイシーな香りはカレー料理に限らず、各種肉料理や、シチュー等の煮込み料理、ミートパイ等の菓子料理、あるいはピクルス類にご利用出来ます。「マサラ」は、株式会社ナイル商会の登録商標です。(商標登録番号 第1271232号)●カレー料理カレーソース:純カレー粉100gに対して8gを、火を止める寸前に入れ良くかき混ぜます。カレーフレーク:カレーフレーク1kgを溶かす時に、10gを加えて煮込みます。●肉料理ハンバークステーキ:牛挽肉500g、パン粉60g、玉葱1個、卵1個、胡椒10g、塩とともに焼肉・マトンステーキ:塩・胡椒で下味をつける時、マサラを少々振り掛けます。調理済みカレー缶詰、レトルト:10人前に対して小さじ1杯を温める時に入れます。マサラ15gを加え中の空気を抜くように良く練り込み、成型して焼き上げます。脱臭と風味付けに効果的です。◆インデラ・マサラ スパイスのシンフォニー◆   ◆   ◆◆   ◆   ◆ マサラ

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