盛田㈱
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◼しょうゆ蔵に漂うもろみの香りをそのまま詰め込んだような◼小豆島の温暖な気候にゆだねて、マルシチ◼天然醸造によって生み出される軽やかさが、イチミツボシ盛田(食品)盛田(酒類)マルキンマルキン忠勇忠勇ハイピース19天然醸造木桶仕込みのこだわり小豆島しょうゆ400年の歴史~丸金醤油の誕生生きたもろみの成長過程秋田杉でつくられた木桶の中で、四季の温度変化のもと、蔵に棲みついた微生物などにより発酵・熟成が進みます。原料となる大豆・小麦・塩・水が木桶に仕込まれ、しょうゆ造りが始まります。もろみが発酵を始めます。小豆島の温暖な気候のなか、今も昔ながらの木桶仕込みで手間を惜しむことなく醸しています。マルキン天然醸造蔵は、110年以上前に建てられた風格ある合掌造りで、秋田杉でつくられた5.4klもの大きな木桶を306本※保有しています。これは全国の木桶蔵の中でも最大級の規模で国の登録有形文化財にも指定されています。マルキンではこれらの杉樽を用い、「木桶仕込み」という伝統的な製法によるしょうゆ造りを守り続けているのです。長さ95mの木造平屋建ての天然醸造蔵に収められた木桶はもちろん、屋根や梁にも長年棲みついている微生物などによってゆっくり発酵・熟成が進みます。年月を経て屋根に描かれた見事な紋様は、発酵に適した“よい菌”が生きている証です。文禄年間(1592~1595年)、大坂城築城のために小豆島へ採石に訪れた大名たちが、調味料として紀州・湯浅で造られた醤(ひしお)を持参したことから、湯浅に学び、しょうゆ造りが始まりました。小豆島では古来より塩づくりが盛んであったことに加え、海上交通の要衝として大豆や小麦が集まったことなどの理由からしょうゆ造りが発展していきました。明治初期、小豆島のしょうゆ造りは最盛期を迎えます。その後、しょうゆ産業はますます盛んになり、1907年には島の有力醸造家によって丸金醤油株式会社が設立されました。設立当初から変わらない、金の文字を丸で囲んだ商標は、地元香川県の金刀比羅宮(ことひらぐう)、通称こんぴらさんの紋章からいただいたものです。百年の伝統を活かし木桶仕込み天然醸造しょうゆを極める。これがマルキンの理想です。気温が高くなるにつれてプツプツとまるでもろみが呼吸をするかのように微生物が動き出し、盛んに発酵します。マルキン理想のしょうゆそれは職人たちのまっすぐな思いがこもったしょうゆです。フレッシュでさわやかな香りとほのかに感じる木桶の香り。ゆっくりと進む発酵・熟成過程で生まれるやわらかな旨み。食材の味に寄り添いつつ、美味しさを引き立てる味わいに。※2022年2月現在※マルキンでは昔ながらの技術を活かしながら、大型タンクでの製造も行っています。私たちが届けたいしょうゆ。発酵の状態が落ち着くと、熟成が始まります。しょうゆになるまで四季を通じてゆっくりとあとひと息。熟成終了まで静かに待ちます。もろみがしぼられて…。発酵・熟成させたついに完成です!※表示の月は目安です。

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