白井松食品㈱
17/20

白井松食品株式会社「アルギン酸ナトリウム水溶液を、塩化カルシウム水溶液に落とす。」これにより、イクラの様な球状のゼリーや麺状のゼリーを作ることができる。初めて作る場合は、まず、水+アルギン酸の水溶液を、塩化カルシウム水溶液に落として試してみる。粒が大きくなればなるほど、きれいな形に作るのは難しいため、小さい粒を作るところからはじめる。温の水の中に塩化カルシウムを溶かす。軽く撹拌すれば容易に溶解する。ただし、同じ水溶液の中で、何度もアルギン酸ゼリーを作ると、固まる効力が弱まる。その場合は、新たな塩化カルシウム水溶液を使うこと。夕張メロン果汁:果汁300g:アルギン酸1.5gリンゴ果汁:果汁250g:アルギン酸2.0g:クエン酸0.18g①原料を計量②ブレンダーを使用してアルギン酸ナトリウム、クエン酸を果汁に混ぜ合わせる③シノアで濾す④アルギン酸水溶液を冷蔵庫でしばらく寝かせ空気を抜く※ 空気が抜けていないと、⑤の工程で水面に水溶液が浮いてしまい、丸い形が作れません。↓⑤アルギン酸水溶液を塩化カルシウム水溶液に落とす⑥放置し固める※卵黄位の大きさで3〜4分大きさにより調整⑦水洗い※水洗いが不十分だと中まで固まり、素材の味が消えてしまう★塩味の液体にアルギン酸を混ぜた場合は固まりません。解決法:塩を上に振り掛ける。味のついたソースを出来上がったゼリーにかける。味のついたソースをゼラチンで固めたものをアルギン酸入りの液体の中に加え、一緒に固める。★アルコール類・乳製品に、そのままアルギン酸を混ぜた場合は固まりません。解決法:水100g:アルギン酸5gの水溶液を作り、これをアルコール類、乳製品に加える。アルコール類は、ワイン程度のアルコール度数であれば固めることが出来るが、スピリッツなど、アルコール度数の高いものは固めることが出来ない。 17(クエン酸で調節)アルギン酸ナトリウム/塩化カルシウムの調理使用方法球状のゼリーを作るゲル化剤水500g:塩化カルシウム3.25g〇基本使用法〇塩化カルシウム水溶液の基本配合○アルギン酸水溶液の基本配合例○作業手順○使用上の注意

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る