㈱はくばく
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1サクサク感の付与1232323TOLOPAN TOKYO田中真司さんうるち大麦粉には小麦グルテンが含まれていないので、通常クッキーの練る工程で発生するグルテンが作られず、サクサク食感となります。また、べたつきが少ないので伸ばす際や型を抜く際に打ち粉が少なくてすむことも、サクサク感につながります。風味をアップ高配合の仕立てで設計できるため、大麦粉の風味を感じやすくなります。扱いやすい小麦と同様に扱うことができ、小麦粉フリー(※)のクッキーやケーキを作れます。グルテンが形成されず、サクサクとした食感になります。※グルテンフリーとは異なります。パンや菓子、麺類などの粉の二次加工品の製造に適しており、配合量によって食感に違いが生まれます。もち大麦粉を配合時の特長として、吸水率が高くなります。ミキシングのポイントとして、低速時は通常よりも長く、高速時は通常より短くなります。また、配合量が増えるとグルテンの添加も必要となってくる場合があります。粉に対して、前処理したグリッツを10%使用。(グリッツの前処理方法は6ページに記載)パン菓子麺加水7〜21%5%〜6%パン菓子麺使い方…既存レシピに雑穀粉を配合してください。使用目安…5%〜30%程度うるち大麦粉10〜30%〜100%30%加水5〜15%5%〜12%配合目安もち大麦粉10〜30%〜100%10%配合目安もち大麦粉製造時の目安雑穀グリッツの使用目安大麦粉の使用目安雑穀粉の使用目安フィリングの使用目安使い方…既存レシピに本品を配合してください。使用目安…10%程度もち大麦粉を配合した“パン”の特長もちもち感の付与もち大麦粉を使用することで吸水アップ。多加水パン仕立てで“もちもち感”が付与でき、歩留りもアップします。うるち大麦粉を配合した“お菓子”の特長◎クッキー・サブレ時間が経ってもパサつきにくい水分を保持することができ、時間が経ってもパサつきにくく、おいしさが続きます。食物繊維をプラス、ヘルシーパンにもち大麦粉の豊富な食物繊維をプラスすることができ、健康感を付与したパン作りができます。一度試してみてください、新たな発見があります。もち大麦粉は小麦粉と違って粉そのものにでんぷんがもつような甘みがあり、香りは自然のモルトシロップのような風味を感じます。今回はメロンパンを作ってみましたが、もち大麦粉が持つ甘みを活かして砂糖は不使用にしました。クロワッサンの内層に近い、しっとりとした歯切れのよいものができ、クッキー生地のザクっとした食感ともマッチします。粒感を残しているので、見た目から健康感を演出できる粗■きにして粒感を残しており、色調や粒感、食感における雑穀の存在感を付与できます。フィリングのメリット(大麦)レトルト加工しているので料理に混ぜるだけ加熱調理済みなので前処理なしですぐにパンの具材として使えます。もち大麦粉◎シフォンケーキ小麦粉フリー(※)の大麦粉100%で作ることができ、よりしっとりとした食感になります。◎パウンドケーキ小麦粉と同様に扱うことができ、高配合の仕立てで設計できるため大麦粉の風味を感じやすくなります。うるち大麦粉お菓子:推奨配合率パン:推奨配合率10〜30%〜100%・もっちり感の付与・食物繊維の付与もち大麦粉粉製品のメリット(大麦・雑穀) 粉状に加工しているので、あらゆる素材に使用しやすいグリッツのメリット(雑穀) ・国内産原料・サクサク感の付与うるち大麦粉はくばくから、パン業界の皆様へ◎食パン小麦粉より吸水がアップすることで、日本人が好むもちもちとした食感になります。◎カレーパンフライして作られるカレーパンは健康を意識する人にとって抵抗感があるかもしれませんが、もち大麦粉は小麦粉より食物繊維が多いのでヘルシーイメージを付与できます。◎ロールパンもち大麦粉は保水性があるため、時間が経ってもソフトさが継続しおいしく食べられます。はくばくから、菓子業界の皆様へ大麦・雑穀で広がる、パン・菓子の世界

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